ナナホシテントウ、飛ぶ！

甲虫類は前翅が固く、その下に長い翅を折りたたんで収納しています。だから、飛ぶときはまず固い前ばねを、うぃ～んと持ち上げて、畳まれてるうすい後ばねをしゃかしゃかしゃかしゃかぁ～と広げてやおら　ぶーん　と飛び立つわけです。カブトムシのように大きいと、うぃ～ん　も　う”ぃ～ん　て感じで重量感がありますな。後翅は体に比べ長い感じがしますがからだ重そうなんであれくらい必要なんでしょな。
からすのえんどうのアブラムシを食べに来たナナホシテントウがしきりにぶんぶん飛ぶので撮影してみました。静止画で、向かって右の後翅が長く延びて、向かって左はまだ半分くらいなのがわかりますか？しゃかしゃか～は左右順番にやるのであった。さて、うぃ～ん　〈左〉しゃかしゃか、〈右〉しゃかしゃかぁ～

もういっちょ、

飛び終わって着地すると、後翅を畳む前にうぃーんと前翅をおろしてしまいます。前翅おろしたまま器用にしゅるしゅるしゅる・・・と後翅を吸い込んでいくんですが、そのシーンはまたいつか。今回はみんな飛んで退場しちゃうんだもの。