赤詰草　と　生きる④　食べる・ミツバチ　20190625

※写真は、2019/6/25撮影。

他の目的で写真をとっていたら蜜蜂が視野に入った　かわいいゴールデンイタリアン　西洋蜜蜂だ　妹たちのために　脛にたっぷり花粉を蓄えて　へえ赤詰草の花粉って茶色なのね　どこかの飼い蜂かのら蜂か　のら蜂なら頑張れよ　飼い蜂なら　頼むぜほどほどにな

採蜜・採粉能力の高い西洋蜜蜂は日本蜜蜂を含む日本在来・野生の蜜食い・花粉食いたちにとっては脅威だ　銀座のビル屋上で蜜蜂を飼って　採れた蜜でケーキを作る　とてもすてきだ　少しだけにしてもらえるなら　銀座で蜜を採ろうとしたら　蜂はきっと皇居に飛ぶ　先々代は「雑草という草はないのだよ」と言われた　だから皇居の植物は雑草として抜かれない排除されない　もちろん通路や樹木の養生のための除草は行われるだろうけど　のんびりとした植物相　そこに住むのんびりとした虫たち　きまぐれな日本蜜蜂　一人ぼっちの子育てをする小蜂類は花粉を集める　自分が食べるために立ち寄る虻や蠅　花潜り（はなむぐり）や芥子木吸（けしきすい）などのコガネムシの仲間も花粉好き　そのほかいろいろの地味な虫たちが　いわゆる雑草の小さな花を訪れて花粉や蜜を食べ　結果として受粉をする　そして皇居ののんびりした植物相が維持される　

そこに優秀な西洋蜜蜂　その名もゴールデンイタリアンが飛んできてご覧　花粉も蜜も浚われる　根こそぎ持っていかれる　地味な虫たち　そこにいるということが知られていないくらい地味な虫はひっそりと絶滅するかもしれない　小蜂は子供を育てられないかもしれない　飼い蜂は自然じゃない　家畜だ　持ち帰った蜜と花粉は定期的に奪われるから　飼い蜂は自分の群れが幸せに生きていくために必要な量の何倍もの蜜と花粉を集める　ほかの地味な虫の取り分を奪い取って　

とはいえ　かわいい働き蜂は自分のすべきことを誠実にやっているだけだ　だから　ほどほどにしとけよ　と　声をかけるだけ　自分のすべきことについて　思いをいたすだけ