いばらき 花草虫 ~ 一覧 ~ 長雨・眺め・菜亀・承前 2019.06.11 9 178 6 菜亀の子どもたち 左が2mmくらいだから1令かな 右は2令 黒い部分の多い親に比べてオレンジ色で丸っこい 幼虫の「令」はあたまの幅で見る あたまの殻は体の皮より固くて伸縮性がないから 食べて太って体が大きくなったように見えても あたまの幅は変わらない 次の脱皮をしたらあたまが大きくなる 投稿者 ゆ 茨城県 フォローする コメント コメント ( 9 ) トラックバック ( 0 ) 大根君 2019.06.11 22:22 返信 それではアブラナ科を代表して、私だいこんから質問です。 「令」とはなんですか? 人間でいうところの年齢ですか?でもいわゆる「一年」単位ではないんでしょうne。 ゆ 2019.06.12 00:08 返信 あ、ごめんなさい、幼虫のあいだの生育段階を示す言い方です。 昆虫は卵からかえって幼虫になって、成虫(おとな、たいてい翅<はね>がはえてる)になるまでの間に何回か脱皮して大きくなっていきます。 ー卵がかえって出てくるちいさなムシが「孵化(ふか、卵がかえること)幼虫」または1令幼虫、または初令幼虫と呼ばれます。 ー1令幼虫が脱皮して、おつむが少し大きくなったのが2令幼虫。 ー以下、n令幼虫が脱皮して、おつむが少し大きくなったのが(n+1)令幼虫。 令の数は虫の種類で異なります。ナガメは1令から5令まであるらしい。大きなイモムシのヨトウムシ(夜盗虫)は6令までありますが、小さなイモムシのコナガ(小菜蛾)は5令。大柄なゴキブリ(御器被り)では10令以上経過するものもあります。 そして、幼虫としては最後の脱皮で羽が生えて大人になっちゃうのが不完全変態類、最後の脱皮で羽どころか手足もなくして蛹になるのを完全変態類といいます。ナガメ、ゴキブリは不完全変態類、ほかにもトンボやバッタなど大勢います。蛹になるのは蝶や蛾の仲間、カブトムシクワガタムシコガネムシの仲間、ハエや蚊の仲間、あと蟻や蜂の仲間、ですかね。 昆虫の「変態」っていうと餓鬼どもが笑うんで困ります。「カンゼン-ヘンタイ-ルイ」なんて言おうもんなら爆笑もんで。彼らの頭の中では「ヘンタイ」とカタカナ書きなんだろうなあ。述語に変な手垢がつくとやり切れん。ラテン語でmetamorphosis (めたもるふぉしす)っていえばひどくないかなあ。いやあ、くっさいだけだなあ。困ったなあ。 大根君 2019.06.12 08:58 返信 n+1♡ 素敵な解説をありがとうございます。 ゆ 2019.06.12 00:17 返信 あ、補足。1つの令の期間は虫により、また何令か、によって様々で、でもまあ大方は数日から数週だと思います。幼虫期間に冬を挟むものは月単位になるかな。あと、大きくなってからのほうがより長いでしょう。1年っていうのがあるかしら、それは残念ながら知りません。セミなら幼虫期間が5-20年もあるから、1年ってことがあるかなと令期間ウェブで調べたんですが、簡単には出てこなかった。 ゆ 2019.06.12 00:18 返信 術語って字、間違えたっ! ゆ 2019.06.12 16:00 返信 更に、ハネって字が統一されてないぃぃぃ!昆虫のハネは普通「翅」って字を使うのです。この字、硬くて筋が入ってる感じがしません?「羽」は、ふんわりしてるから鳥のハネにふさわしいし、「羽根」には柄があって、抜け落ちた鳥のハネみたい。さてここで問題、蝙蝠のハネにはどちらの字が似合うでしょうねえ・・・ 株式会社Root 2019.06.12 22:06 返信 私見ですが蝙蝠は「翼」といった感じもしますが、いかがですか? 改めて眺めと「異なる羽」、なんですね。 ゆ 2019.06.12 23:22 返信 おおその手があったか いきなり プテラノドンなどというものの顔(想像図だ)が見えてしまった けど鳥もツバサだよねえ 蝙蝠とはずいぶん異なる羽だけど ネルさん 2019.06.13 00:03 返信 トップページの「はたけ広場」で、投票はじめたでス https://root-farm.net#cb_5 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL 返信をキャンセルする。 ---------- OR ---------- 名前 ( 必須 ) E-MAIL ( 必須 ) ※ 公開されません URL
コメント
それではアブラナ科を代表して、私だいこんから質問です。
「令」とはなんですか?
人間でいうところの年齢ですか?でもいわゆる「一年」単位ではないんでしょうne。
あ、ごめんなさい、幼虫のあいだの生育段階を示す言い方です。
昆虫は卵からかえって幼虫になって、成虫(おとな、たいてい翅<はね>がはえてる)になるまでの間に何回か脱皮して大きくなっていきます。
ー卵がかえって出てくるちいさなムシが「孵化(ふか、卵がかえること)幼虫」または1令幼虫、または初令幼虫と呼ばれます。
ー1令幼虫が脱皮して、おつむが少し大きくなったのが2令幼虫。
ー以下、n令幼虫が脱皮して、おつむが少し大きくなったのが(n+1)令幼虫。
令の数は虫の種類で異なります。ナガメは1令から5令まであるらしい。大きなイモムシのヨトウムシ(夜盗虫)は6令までありますが、小さなイモムシのコナガ(小菜蛾)は5令。大柄なゴキブリ(御器被り)では10令以上経過するものもあります。
そして、幼虫としては最後の脱皮で羽が生えて大人になっちゃうのが不完全変態類、最後の脱皮で羽どころか手足もなくして蛹になるのを完全変態類といいます。ナガメ、ゴキブリは不完全変態類、ほかにもトンボやバッタなど大勢います。蛹になるのは蝶や蛾の仲間、カブトムシクワガタムシコガネムシの仲間、ハエや蚊の仲間、あと蟻や蜂の仲間、ですかね。
昆虫の「変態」っていうと餓鬼どもが笑うんで困ります。「カンゼン-ヘンタイ-ルイ」なんて言おうもんなら爆笑もんで。彼らの頭の中では「ヘンタイ」とカタカナ書きなんだろうなあ。述語に変な手垢がつくとやり切れん。ラテン語でmetamorphosis (めたもるふぉしす)っていえばひどくないかなあ。いやあ、くっさいだけだなあ。困ったなあ。
n+1♡
素敵な解説をありがとうございます。
あ、補足。1つの令の期間は虫により、また何令か、によって様々で、でもまあ大方は数日から数週だと思います。幼虫期間に冬を挟むものは月単位になるかな。あと、大きくなってからのほうがより長いでしょう。1年っていうのがあるかしら、それは残念ながら知りません。セミなら幼虫期間が5-20年もあるから、1年ってことがあるかなと令期間ウェブで調べたんですが、簡単には出てこなかった。
術語って字、間違えたっ!
更に、ハネって字が統一されてないぃぃぃ!昆虫のハネは普通「翅」って字を使うのです。この字、硬くて筋が入ってる感じがしません?「羽」は、ふんわりしてるから鳥のハネにふさわしいし、「羽根」には柄があって、抜け落ちた鳥のハネみたい。さてここで問題、蝙蝠のハネにはどちらの字が似合うでしょうねえ・・・
私見ですが蝙蝠は「翼」といった感じもしますが、いかがですか?
改めて眺めと「異なる羽」、なんですね。
おおその手があったか いきなり プテラノドンなどというものの顔(想像図だ)が見えてしまった けど鳥もツバサだよねえ 蝙蝠とはずいぶん異なる羽だけど
トップページの「はたけ広場」で、投票はじめたでス
https://root-farm.net#cb_5
この記事へのトラックバックはありません。