
クサギの花
冬の間にお馬さんががりがりやってたクサギ https://root-farm.net/photo/ibaraki-20200411/
今年は花の写真撮るつもりでいたら 8月に入って薮の近くを離れることになった クサギはまだつぼみだった ふたたび薮を訪れたのは9月 花は概ね終わっていた ヤマユリに似た芳香も放ってなかった

咲く前のつぼみは早緑 先の方からぼたん色に染まって開花する ラッパのように細長いつぼみが萼片を割ってにゅうっと伸びる

蝶の翅のようにひらひらする白い花びらが開けば5裂 風に揺れる長いおしべ めしべが伸びる頃には萼片が紅色に熟す この頃の萼片は質感も色もブーゲンビリアにちょっと似てる 晩秋 葉の緑が褪せて青い実が熟す頃は 色はボルドー 質感は薄手のレザーのよう

この実を見ると 明治生まれの祖母が作ってくれた「くくり猿」を思い出すんだなあ 岐阜の「さるぼぼ」に似ているけど 頭はもっと小さく作り 最後に四つ足の先をまとめて縫い留めるからくくり猿 顔にちょっとだけ紅い絹を使って 赤いお顔のお猿さんだった お猿は四つ足 萼片は5裂なんだけどな アニメの「夏目友人帳̪̪肆」に出てくる「くっつき虫」が 括る前のくくり猿の姿だね
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