ほととぎす

また　姿なしの鳴き声トラック　高いところに止まっているのを見かけるんだけど　写真撮っても逆光線で
ホトトギスは夏鳥　うちの方では5月1日にきこえたんだけど　このトラックは8日のもの　今もしきりに鳴いているよ　wikipediaの「激情的」な声だと言う表現はなるほどと思った　確かに切羽詰まってる　近い種類のカッコウ「かっこー！」ツツドリ「ぽうぽう・・」ジュウイチ「じゅー、いちっ！」などはむしろのどかでとぼけたさえずりなんだが　やってることは同じなんだが

ツツドリとジュウイチはうちのまわりで見た/聞いたことない　もっと山のほう　ホトトギスがくる年はカッコウが聞こえない　その逆もあり　この4種は「托卵」ほかの鳥の巣に卵を産む　托卵先はホトトギスではほぼウグイス　カッコウはモズやヨシキリが主だというから　競合しているわけではないんだが　なんでかな

托卵される仮親が気の毒であるなあと思っていたが　ホトトギスは広い縄張りを構えるそうだ　卵はひとつずつ1日おきにウグイスの巣に産んでいく　産まれた巣はウグイスを再生産しない　総産卵数は14－5と言われるから　14－5のウグイスのつがいは今年のひなを巣立たせられない　とはいえウグイスが減ればホトトギスも減ってしまう　だから　「利用しないウグイスの巣」が十分数確保されるように　ホトトギスは広い縄張りを構え　広い縄張りの四方に響き渡る大声を育てた　そして30日に渡る妻の産卵の間　その大声で縄張りを守る　血を吐くといわれる激しい声で
　
とはいえ　ツツドリはのどかな声で縄張り確保を成し遂げる　仮親のウグイスにも当然言い分はあるんだけどさ　今回は悪役ホトトギスの言い分だけで　ごめんな