すみれ　の　仲間？

日本ではすみれと言えば小さな草花だけど　海外では木のすみれの方が多いんだそうだ　ハイ！草（草本＝そうほん）と木（木本＝もくほん）の違いは何でしょう？　答えは下の方にあとで書くね　立ち木にすみれの花が咲いているところを思い浮かべようとしたけど　うまく想像できなかった　

くまのプーのお話で　コブタがすみれの花束を作るところがあって　コブタの持っているすみれの花が大きくて　スイートピーとかみたいで　そうかコブタはちっちゃいからちっちゃなすみれの花でもおっきな花束に見えるんだなあと子供心に思った　紫いろのすみれの花束　欲しいなあって思った　大人になっていいかげん経って　今の家に越してからのある年　隣の空き地に猛然とすみれが咲いたことがあった　うれしくて　楊枝くらいのちっちゃな花束を作って楊枝入れに差して　会社にも持って行ってみんなにあげて　大いに楽しかった　あたしはコブタ　ところが翌春はほとんど咲かなかったのだ　楽しみにしていたのに　すみれ　どこに行ってしまったんだろ

和名すみれ　という植物は　濃い紫の花　花びらは5枚で左右対称　柄のある細長い葉っぱで　葉っぱも花茎も地べたから直接生えている　たんぽぽみたいに　そういうやつだと理解していた　白や薄い紫のや　丸っこい葉っぱのは　和名すみれの仲間だけど違う種類で　○○すみれという別の名があって　そして同定（種を確認すること、名前を正しく知ること）はとてつもなく難しいと思ってた　在来種同士での自然交雑が結構多いこと　ここに加え外国由来の栽培種が野生化し　それらとの交雑も起きているらしいこと　などが原因で　どっちつかずの中間的な個体が頻繁にあるかららしい　あ　交雑というのは　違う種の花粉がめしべについて種ができちゃって　親と似てない子供が育っちゃうことね　写真のすみれも　シロウトの絵合わせ（ウェブの写真と見比べて種名を決めること）では無理　「すみれの仲間」　までしかわからない　葉っぱ丸いから「タチツボスミレの仲間」くらい言ってもいいかなあ　どうかなあ

＊草本（そうほん）と木本（もくほん）
茎が1年で育って1年のうちに枯れて、翌年また新しく茎をのばすのが「草」。伸びた茎が翌年以後も生きていて、年を追って固く太くなるのが「木」。「多年草」など、何年も生きる「草」はあるけど、茎＝地上部　は　冬の間は枯れてしまう。根っこだけが冬を越して翌年新しい茎をのばすから、茎が太っていくことはない。年輪を刻むこともない。
ところがここで困ったことが。たけのこのおいしい季節ですが、孟宗竹とか、ぶっとい竹、あれは木ですか草ですか！「茎」は木の幹みたいに固くはなるけど、年を追って太くはならない。太くはならないが生きていて葉を茂らせ、１年では枯れない、年輪はできないが。ううむ。わしらが習った形態分類の時代には、60年生きようが120年持とうが多年草、「草」の扱いでしたが、ほんとはどうなんでしょうね。