赤詰草 と 生きる③  君ら誰の子 その2
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赤詰草 と 生きる③  君ら誰の子 その2

てんとう虫が卵産むにしてはアブラムシ見かけないなあ と 土手を1mばかり登ったら うどんこ病だらけでアブラムシの尿でべたべたの株がありました
お いるじゃないの と よく見たけど生きてるアブラムシがいない
抜け殻となきがらばっか
見つかったのはこのけったいな卵だけ
さぁて君ら、どこの子だい? 背景の生地の目は2㎜弱

けったいな卵のお母さんはたぶん・・・(推察を知りたい方はクリックを)
草蜉蝣(クサカゲロウ)だと思われます。写真なくてごめんね。
草蜉蝣の幼虫はアブラムシを召し上がります 見た目は古い本食べてる「紙魚(シミ)」とか浜辺のフナムシをちっちゃくしたような紡錘形の平たい虫です。一番大きくなった時で1㎝ あるかなー 素早く動いてそこらのアブラムシを全部食べて 頭と胸は残すので、 この種が出ると半身のなきがらが累々となります。幼虫とお母さんの写真撮れたらUPします。(ここまで折りたたみ)

以下、続・解説

この卵には特別の名前があります。優曇華(うどんげ)といいます。この名は仏教の世界で「3000年に一度咲く花」とされ、「極めてまれな、得難い機会、出会い」の例えとして法華経その他の経典に出てきます。
この名を当てられた現実の植物としてWikipediaでフサナリイチジク、アイラトビカズラ、バショウの3種が挙げられていまして、なかでもアイラトビカズラは「なかなか咲けない理由」が面白い。よかったら調べてみてください。それでも3000年に一度咲くわけではありません。
草蜉蝣の卵は、油虫の多い植物を見て回れば夏中見られます。成虫は灯に寄せられる虫なので、家の中で遭遇することもあります。幼虫は以前農業用の天敵製剤として市販されていました。

投稿者

ゆ

茨城県

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