食用菊

食用菊

娘が食用菊を山のようにいただいてきました。黄花だから阿房宮かな。食用菊の品種には「もってのほか」とか、「思いのほか」とか、面白い名前が多いです。食べ方としてはおひたし、酢の物で、いろどりとして他の野菜と組み合わせたりもするようです。赤や黄色の色と香り、しゃくしゃくした歯ごたえが特徴。香りは、苦手な方も多いかもしれませんね。

まずは下処理、ひたすら花びらをむしる。ああめんどくさ。でも、じきに茶色くなっちゃうから今晩中にやんないとなー、ああ眠い。

むしった花びらはお酢を5%程度加えたお湯でさっと湯がきます。酢水で茹でようとすると花びらがちっとも沈まずにうわあっとお湯の上に浮き上がってしまう!お鍋大きめ水6分目、がいいですね。浮き上がりたがる花びらをえいえいとお箸で沈め、しんなりしたらざるにあけて冷水でさらします。色止め、だそうで。

冷めたところで水を絞り、ペーパータオルでさらに水気を取って、明日食べる分を取り分けた残りをラップに平らに広げ、包んで冷凍庫へ。あー、大変だった!

ネットで調べたら、花まるごと天ぷらというのがあったので、早速やってみました。

うむ、衣つけすぎだ、色がわからん。塩ふって食べればさくさくばりばり、ほんのり菊の香り、これは、いけますよ!花びらをむしってかき揚げに混ぜてもいいかも。

酢の物はシンプルに三杯酢で。しゃくしゃくの歯ざわりが心地よいけど、キョーレツな菊の香り!ちょっと苦手な人が多いかも。優しい味の野菜、大根やかぶ、それこそはやとうりなんか、合わせてみたらどうかしら。

結局、食べきる自信がなくて、大部分を東北出身の友人に進呈しました。かき揚げとか美味しく食べられるんだけど、衣のついた揚げ物では、きく、たくさんは消費できんのだもの。彼女すごく喜んでくれました。いくらでも食えるそうです。東北人のソウルフードだね。あ、越後人も、好きかも。

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