あしがら 花草虫 足柄こうさいじ ~ 一覧 ~ 人参の間から鮮やかな一輪。何の花?? 2019.04.21 6 672 4 投稿者 株式会社Root 神奈川県 フォローする コメント コメント ( 6 ) トラックバック ( 0 ) ORI 2019.04.22 11:27 返信 ヤグルマギク(キク科)です。ドライフラワーになります。 ツタンカーメンの棺の中にヤグルマギクが添えられていたとか。 栽培していた名残でしょうか? 株式会社Root 2019.04.22 18:36 返信 ありがとうございます。矢車菊。菊なんですね。 はっきりとした色で装飾にはあいそうです。 ゆ 2019.06.10 09:37 返信 ヤグルマギク(矢車菊)は地中海原産、明治時代に多分アメリカ経由でこれも多分穀物種子にまじって侵入した帰化植物です。環境庁の侵入生物データベースには登録がありませんでしたけど。畑、耕作放棄地、畦畔や農道などでよく見られるが、川の土手や河川敷には見られません。 もともと欧米では麦畑の大雑草でありましたが、日本では繊細な花を愛でて栽培するようになりました。畦畔で見るようなものも、青だけでなく白やピンクの花が咲きますから、侵入した野生種ではなく、ORIさんのご指摘通り栽培種の野良化したものなのでしょう。茨城では麦畑の大雑草となっている様子は見られません、というか、あたしはまだ麦畑の中で咲いているこの花を見たことがありません。これは麦あとに水田をやるからだろうと思われます。硬い殻を持たないタネは水没すれば死にますから。 明治時代に欧米から導入された小麦栽培ですが、最初は苦労したでしょう。圃場を欧米と同じ状態にするのは無理ですから。水分条件などの環境の見極め、播種時期等の耕種条件の適正化、加えて品種改良などを経てやっと安定した栽培ができるようになったわけです。その過程で有害雑草ヤグルマギクや、同じように侵入したムギナデシコ(本名はムギセンノウだそうで)は、「日本の」麦畑の環境に適応しきれず、害草のカンバンをおろしたのではないかしら。ましてやより人手の入らない土手や河川敷に進出して日本在来種たちと戦うのは無理、というわけでこの花は畑の周りで人目を楽しませているのかなあ、と思っていますがほんとかな。ムギナデシコも花は可愛いので、農家の庭先で咲いているのを見ますが、野生のものは、耕作放棄地ののら麦や野草麦類に混じって咲いているのしか見たことがないと思います。 おこめ 2019.06.10 18:49 返信 ゆみさん、麦系キャラはまだいませんので代わりにイネ科を代表して私、おこめが返信します。 穀物野菜雑草の歴史は本当に面白いですね。もちろん虫や細菌も。広く平らな農地が広がる茨城と違い、このあたり(足柄地方)では水田でも麦を育てることは少ないように思います。改めて、茨城は麦蕎麦含む「普通作」王国だったなと思い返しています。 やはり水を張る水田方式の栽培は、広範囲の雑草撃退にも効果があるのですかne。 ゆ 2019.06.11 00:29 返信 おこめ ってひらかなで書くと 江戸時代の女の人みたいでかわゆい アクセントを「こ」に置いて呼んでみよう「おこ〜めちゃん、あっそぼ!」 おこめ 2019.06.11 08:15 返信 おこ~め。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL 返信をキャンセルする。 ---------- OR ---------- 名前 ( 必須 ) E-MAIL ( 必須 ) ※ 公開されません URL
コメント
ヤグルマギク(キク科)です。ドライフラワーになります。
ツタンカーメンの棺の中にヤグルマギクが添えられていたとか。
栽培していた名残でしょうか?
ありがとうございます。矢車菊。菊なんですね。
はっきりとした色で装飾にはあいそうです。
ヤグルマギク(矢車菊)は地中海原産、明治時代に多分アメリカ経由でこれも多分穀物種子にまじって侵入した帰化植物です。環境庁の侵入生物データベースには登録がありませんでしたけど。畑、耕作放棄地、畦畔や農道などでよく見られるが、川の土手や河川敷には見られません。
もともと欧米では麦畑の大雑草でありましたが、日本では繊細な花を愛でて栽培するようになりました。畦畔で見るようなものも、青だけでなく白やピンクの花が咲きますから、侵入した野生種ではなく、ORIさんのご指摘通り栽培種の野良化したものなのでしょう。茨城では麦畑の大雑草となっている様子は見られません、というか、あたしはまだ麦畑の中で咲いているこの花を見たことがありません。これは麦あとに水田をやるからだろうと思われます。硬い殻を持たないタネは水没すれば死にますから。
明治時代に欧米から導入された小麦栽培ですが、最初は苦労したでしょう。圃場を欧米と同じ状態にするのは無理ですから。水分条件などの環境の見極め、播種時期等の耕種条件の適正化、加えて品種改良などを経てやっと安定した栽培ができるようになったわけです。その過程で有害雑草ヤグルマギクや、同じように侵入したムギナデシコ(本名はムギセンノウだそうで)は、「日本の」麦畑の環境に適応しきれず、害草のカンバンをおろしたのではないかしら。ましてやより人手の入らない土手や河川敷に進出して日本在来種たちと戦うのは無理、というわけでこの花は畑の周りで人目を楽しませているのかなあ、と思っていますがほんとかな。ムギナデシコも花は可愛いので、農家の庭先で咲いているのを見ますが、野生のものは、耕作放棄地ののら麦や野草麦類に混じって咲いているのしか見たことがないと思います。
ゆみさん、麦系キャラはまだいませんので代わりにイネ科を代表して私、おこめが返信します。
穀物野菜雑草の歴史は本当に面白いですね。もちろん虫や細菌も。広く平らな農地が広がる茨城と違い、このあたり(足柄地方)では水田でも麦を育てることは少ないように思います。改めて、茨城は麦蕎麦含む「普通作」王国だったなと思い返しています。
やはり水を張る水田方式の栽培は、広範囲の雑草撃退にも効果があるのですかne。
おこめ ってひらかなで書くと 江戸時代の女の人みたいでかわゆい アクセントを「こ」に置いて呼んでみよう「おこ〜めちゃん、あっそぼ!」
おこ~め。
この記事へのトラックバックはありません。